ロックの石

今日 ふと気づいた

心のなかで声とした瞬間 自分が何者なのかを決定していることに
心のなかで声とした瞬間 目の前の光景を決定していることに

単語は文節となって 論理を構築し ガチガチに固まり 確かに膨れ上がっていく
些細な気づきは やがて壁となり 逃げ道を塞いで 心を犯す

どんどん凶悪な意味を帯び 悲鳴になり 絶望になる
心の声が転がる程に 叫びは大きくなっていく

転がり落ちるような言葉の連鎖 暗黒への道程 死への下り階段

そうかこれが 坂道を転がる石 まさしく ロックンロール

叫びの連鎖が止まらず 転がるすべての人よ
我々はロックンローラーだったんだ

知らずロックを体現する人たちよ
不安と恐怖の呪縛で 転がり落ちる人たちよ

心の言葉を止めないか それはロックの石なんだ
どこまでも転がり落ちていく ロックの石なんだ

楽園にいた始まりの男女は 知恵を得て 失楽した
なるほど そこからロックは始まっていたんだ

衝動に名前をつけた時 その石は確定する 不安と絶望のはじまり
だから 名付ける前に 言葉にする前に 笑顔で踏み出そう

鈍感なくらいが きっと 暮らしやすいに違いない
無為に生きよう へつらう笑顔でも 構わない

一般論なんか どうせ転がる石にしかならない

助けにならない 言い訳にしかならない だから 知らぬが仏

我思う 故に 我あり ならば言葉にまで しなくていい
気にせず 前へ進め そのままでいい

知らずロックを体現する人たちよ
不安と恐怖の呪縛で 転がり落ちる人たちよ

心の言葉を止めないか それはロックの石なんだ
どこまでも転がり落ちていく ロックの石なんだ