友人Tくんのこと。

平成2年、東京へ上京。

同じく上京した友人たちと楽しく暮らすが、そのうちの一人「友人T」は会社になじめず会社を辞めて再就職をせずにアルバイターになる。ゲーム好きで24時間ゲームする彼の収入が安定するはずもなく何度も賃貸住処を夜逃げして終いには漫画喫茶ぐらしを始め、同郷の友人全員と金銭トラブルなどを経て交友関係が全滅して、最終的に東京を去って北海道の母親を頼りに引きこもる。それは1999年頃の話。このときは何も出来なかった。

そして2008年頃。賃貸していた中山の住処には部屋が複数あったので、ふと彼のことを考える。趣味が合って楽しい友人だった彼はどうしているだろう?今なら・・・と思い。そして彼の社会復帰や交友関係復旧を考え、北海道にいる友人Tへ電話して「東京へ出てきて働いてお金をためて賃貸借りたら、他の友人も見直してくれるかもしれんき、3ヶ月位一緒に住んで頑張らないか?」と話し説得して、一緒に同居を始める。

しかし、友人Tは変わらず24時間ゲーム三昧で週1回だけアルバイトをして食費を稼ぐ生活を始めて、3ヶ月どころか中山が高知へ帰郷するまで同居することになる。

帰郷の際には互いに笑顔で別れたが、既に住所も電話もメールも不通で連絡が取れない。
北海道の電話番号も忘れてしまった。

もっと良いやり方があったと思うし、今だからこそ話したり助言できることもあるけれど。

もう、何もすることは叶わない。

これはそんな残念な話。